フジテレビはまるで成長していないようです【コムドットって何?ひっそり終了問題】

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フジテレビとコムドットのコラボ番組「コムドットって何」が、3月11日をもって終了したものの、ほとんどの人たちが気付かず「いつの間にか終わってた」状態になってしまっていた。

まずこの「コムドットって何」という番組について改めて振り返ると、

2022年9月27日、フジテレビはコムドットの初冠番組「コムドットって何」の放送をスタート。

番組の内容は「有名芸能人をゲストに招き”地元ノリを全国へ””放課後の延長”というコムドットのスローガンを活かした企画を行う」というものだった。

2022年11月頃のスポニチアネックスのネット記事によると、フジテレビはコムドットに対して「本当に革命児だったんですね」とコムドットの事を大絶賛するなどした。

そして2023年、フジテレビは「コムドットって何」をはじめとして、コムドットの事を盛大に持ち上げる「推し活」をしていた。

たとえば2023年のゴールデンウィークでは、フジテレビはコムドットを「ゴールデンウィークアンバサダー」として起用し、

4月29日から5月7日のゴールデンウィーク期間にフジテレビ内で放送されるさまざまなジャンルの番組にコムドットを出演させまくったりした。

またフジテレビの夏のお祭りである「27時間テレビ」でもコムドットを100キロマラソンに出演させるなど、

2023年のフジテレビはコムドットの推し活に励んでいた。

ではどうしてフジテレビは、大人気ユーチューバーグループとはいえ、芸能人でもないコムドットのことをここまで推し活しまくったのか。

これについてはパウラちゃんねるでも過去に取り上げたので振り返ると、

フジテレビの狙いは一言でまとめるなら「若者の視聴者層を取り込みたかったので、若者の数字を持っているコムドットを起用した」というものと言われている。

パウラちゃんねるが過去に動画にした際の情報によると、

フジテレビは昔から「若者といえばフジテレビ」という自負を持っているから、ユーチューバーにいきなり初冠番組を任せるという決断に至ったのではないかと言われている。

またフジテレビの社長である港浩一は当時、

「明るく楽しく元気なフジテレビのDNAをよみがえらせる」

「フジテレビの再生、復権」

「“フジテレビ・ルネサンス”です」

と定例会見で語るなどしていたとのこと。

また「コムドットって何」を経て、フジテレビはユーチューバーと一緒に番組作りをするノウハウが蓄積されることも期待され、

それが港社長が掲げる“フジテレビ・ルネサンス”の構想において有意義な試みであるともされたとのこと。

また2023年の別のネット記事では「週刊フジテレビ批評」にも出演歴のあるテレビ解説者が、

フジテレビがコムドットを起用する理由は「若年層に爆発的な人気を誇るから」と説明し、

さらに「コムドットならYouTuberとテレビタレントの境界線を越えられるかもしれない」という期待感があるという感じで持ち上げていた。

要するにフジテレビは「若者層の数字を持っているから」という、コムドットがユーチューバーとしてゼロから築き上げた功績にタダ乗りしたいがために、コムドットに冠番組を与えるなどした模様だが、

しかし結果はと言えば、2024年3月11日にフジテレビは「コムドットって何」を打ち切りに。

しかもその話題を扱ったネット記事はほとんどなく、

パウラちゃんねるですらもう二週間以上も経過した3月29日に日刊サイゾーのネット記事でたまたま番組終了を知ったほどだった。

過去の情報によれば、フジテレビはコムドットとのコラボを経て、少なくともユーチューバーの冠番組からノウハウを得ているはずだが、

もしもノウハウを獲得できたなら視聴率も取れてるはずなので打ち切る必要はないはずだし、

フジテレビが他のユーチューバーを起用した番組をスタートしたという話も特に出ていないことから、

結局フジテレビはただ単に若者の数字を持っているコムドットの数字目当てで番組を放送した結果、

欲しかった若者層の数字を獲得することすらできず、何か新たなノウハウを得ることもなく失敗した模様だ。

【参考】パウラの過去動画(2022年9月当時のもの)

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