三谷幸喜渾身のフジテレビ「もしがく」が最終回を迎えワースト級視聴率の大惨敗!「視聴者不在の制作スタイル」により生まれたフジテレビ学芸ビデオだから当然の結果っぽい!
フジテレビ様、三谷幸喜様、まずは「もしがく」が無事最終回を迎えたようでお疲れ様でした。
パウラちゃんねるでも、この三谷幸喜渾身のフジテレビを代表する記念碑的傑作学芸ビデオ「もしがく」の後夜祭をやらせていただければと思います!
ということで動画の前半ではまずこのフジテレビを代表する学芸ビデオ「もしがく」の最終回の惨敗っぷりについてご紹介したうえで、
後半では総まとめという事で、どうしてこんな悲惨な視聴率になっちゃったのかについて、パウラのぽいぽい検証というSNSの憶測、憶測、憶測ということで、
この「もしがく」はフジテレビならではの身内ノリ内輪ウケが発揮された学芸ビデオで、視聴者を置いてきぼりにして作ったんだから当然の結果っぽいというお話をしたいと思います!
フジテレビ、これは悪口ではない、ただの酷評だ、いいな?
それではまずパウラちゃんねるがまとめた話題から見ていきましょう!
今回の話題
フジテレビのドラマ制作の命運がかかっていたとされる「フジのVIVANT」こと「もしがく」が、12月17日に最終回を迎え、世帯視聴率2%台という大惨敗で完結。
ライバルとなる同時間帯の日テレのドラマの最終回にも負けた上、同日に放送されたTBS「水曜日のダウンタウン」との視聴率争いではダブルスコアをつけられて敗北。
「絶対に負けられないドラマ」だったはずが、負けられないどころか歴代ワースト級の視聴率を獲得してしまった。
このフジテレビ「もしがく」は、2025年10月の秋クールから放送が始まった、フジテレビがテレビ業界の大御所脚本家である三谷幸喜を全力で持ち上げて制作したテレビドラマ。
通常のドラマが一話3000万円程度と言われるなか「もしがく」の制作費は一話あたり6000万円とも8000万円とも言われるほどで、
このドラマの視聴率にフジのドラマの命運がかかっているという事から「フジのVIVANT」を自称。
いろんな意味で今期のテレビドラマのうち、もっとも注目が集まっていたドラマだった。
そんなもしがくが、12月17日に最終回の第11話が放送され、そして爆死のまま幕を閉じた。
世帯視聴率ベースで見ても「制作費のかけ方を考えたら10%以上は欲しいところ」と言われていたが、初回放送から世帯視聴率ですら5.4%。個人視聴率では3.1%を記録。
その後視聴率はどんどん急落し、第9話を迎えるころには世帯2.8%、個人1.6%。
そして注目の最終回では、世帯2.9%、個人1.6%でフィニッシュした。
この世帯2.9%、個人1.6%という数字がどれだけ悲惨なのかというと、
まず同時間帯にて放送されていた日テレのドラマ「ESCAPE」の、一週間前に放送された最終回の視聴率が、世帯3.4%で個人1.9%だった。
もともとこの日テレの水曜10時のドラマ枠は世帯で7~8%以上は取れる時間帯のため、それを考えればこの「ESCAPE」は大幅に視聴率が下がっている。
にもかかわらず、そんな「ESCAPE」の視聴率にすら敗北するという爆死っぷり。
さらに「もしがく」最終回の裏番組として放送されていたTBS「水曜日のダウンタウン」に対してはダブルスコアでの敗北。
12月17日に放送された「水曜日のダウンタウン」では、この番組の人気企画である「名探偵津田」が放送され、世帯視聴率で5.8%を獲得し、もしがくのちょうど2倍の視聴率。
さらに個人視聴率では3.7%だったとのことで、こちらではダブルスコアを上回る成績となってしまった。
そしてさらにいうと、この「もしがく」の視聴率は世帯ベースで見た場合、民放のプライム帯ドラマにおいて「ワースト級視聴率」と同水準と言えるという点もポイント。
というのも2024年1月31日にピンズバNEWSが掲載した記事によると、当時におけるキー局のプライム帯ドラマの世帯視聴率においてワースト記録を打ち立てたのが、テレ朝「たとえあなたを忘れても」というドラマ。
このテレ朝「たとえあなたを忘れても」の、全話を通しての平均世帯視聴率は、なんと3.2%。
そしてその後ワースト記録を塗り替えたとされるのが、この「もしがく」と同時間帯のドラマであった、2024年1月期のフジテレビ「婚活1000本ノック」というドラマで平均世帯視聴率2.8%だった模様。
そこからおよそ2年ほど経過した2025年10月期の水曜夜10時のドラマ「もしがく」の、全話を通した平均世帯視聴率が、なんと3.3%。
そしてあくまでも各話ごとの話とはいえ、「もしがく」は第9話で2.8%、最終回で2.9%を記録する事態に。
これらの数字は、この「もしがく」がどういう角度から見ても、キー局のプライム帯ドラマのくくりで見て完全にプライム帯ワースト級の視聴率になってしまったことを意味している。
そしてさらに輪をかけて問題なのが、このドラマが間に合わせや穴埋め的に作られたようなドラマなどではなく、フジテレビが文字通り社運をかけて作ったと言われる点。
既にパウラちゃんねるで繰り返し紹介したので割愛するものの、このドラマでは三谷幸喜を全面に押し出し、主役級豪華キャスト陣と普通では考えられない制作費を捻出していたとされる。
それが大きく惨敗してしまったことの被害は甚大と考えられ、フジ局内では、既に今後のドラマ制作の制作費を、一つのタイトル辺りで約1億円削減するのではないかとみられているほど。
フジテレビが社運をかけて全力で作ったこのドラマが大惨敗してしまったという事で、いろんな意味でこの「もしがく」はフジテレビを代表する記念碑的ドラマになってしまった・・・っぽい!
以上、パウラちゃんねるがまとめた話題のご紹介でした。
それでは後半では、このフジテレビを代表する記念碑的学芸ビデオ「もしがく」がどうしてここまでの大爆死をしちゃったのかという事について、
パウラのぽいぽい検証として、「結局このドラマは視聴者不在の、身内ノリ内輪ウケのフジテレビの学芸ビデオになっちゃったからっぽい」というSNSの憶測、憶測、憶測を発動させますね!
パウラのぽいぽい検証
ということで視聴率爆死の最大の要因は、結局このドラマはフジテレビがもっとも得意とする、フジテレビの身内ノリ内輪ウケな学芸ビデオになっちゃったことが全てだと思います。
パウラは常々、特にフジテレビが作るドラマに対して、ドラマの皮を被ったタレントプロモーションビデオだの、テレビ局と仲のいいお友達による学芸ビデオだのと言ってきたわけですが、
この「もしがく」はマジで学芸会のノリで作られていることを、実は当の三谷幸喜大先生様本人が自白あ間違えたインタビューにて語っておられていました。
それがこちら、2025年10月7日にマイナビニュースが掲載した、
「いつかこの話をやるんだ」三谷幸喜に蘇った1984渋谷の誓い――『もしがく』は歴史劇「自分に一番ふさわしい題材」
・・・という、三谷幸喜様へのインタビュー記事ですね。
この記事は主にマイナビが三谷幸喜大先生に対してインタビューをした内容が記事となっており、「もしがく」を制作する際の裏話が語られているのですが、
このころはまだ「もしがく」がこんなことになるとは夢にも思っておられなかったであろう三谷幸喜様が、
ザ・フジテレビファミリーとして身内ノリ内輪ウケを発揮しておられることをノリノリで語っておられました。
その記事の内容を読み通してパウラが感じたのが、「このドラマは三谷幸喜が主役のフジテレビの学芸ビデオです」というのが良く分かる内容だったなぁというものでした。
そもそもこの「もしがく」は三谷幸喜の半自伝的ストーリーということで、「三谷幸喜自身の原点とも言える1984年の渋谷を舞台にしたドラマ」として作られたと言われているわけですが、
じゃあどこに三谷幸喜が出てくるのかというと、それは「もしがく」の主要メンバーの一人である神木隆之介さん演じる若手作家で、それが三谷幸喜自身をモチーフにしたキャラだと語っておられます。
そんなふうに自分のことをモチーフにしたキャラクターを神木隆之介に演じさせて主役級ポジションに据えたうえ、ドラマの中では浜辺美波さん演じる巫女さんとラブコメまであると言うのがなかなか味わい深いです。
でまぁこの「もしがく」はフジテレビが多額の製作費をかけたという事で、千葉の広大な敷地に昭和の渋谷の街並みを再現するオープンセットを作ったとのことなのですが、
その渋谷の街並みというのも、三谷幸喜さんが自分の原点となる1980年代の渋谷を再現しろとフジテレビに発注したから実現したものなわけですね。
で、実際に三谷幸喜さんは「オープンセットに足を踏み入れた瞬間に当時の記憶を思い出した」とか、そんな感じで懐かしんだ模様ですね。
で、さらに三谷幸喜さんは「もしがく」の脚本の執筆について「役者や視聴者の意見に振り回されることなく執筆した」というお話をされておられます。
もしがくの脚本は、キャストが決まる前から三谷幸喜さんがすでに執筆して、初回放送が始まるころには最終回までの全話が書きあがっていたとのこと。
一般的なテレビドラマだと、普通ならキャストが固まってから脚本を書きはじめるキャストありきの執筆で、
さらには実際に放送されてから視聴者の反応を見たりしながらストーリーの軌道を修正したり、反応に応じてキャストの活躍を増やしたりなどするなどをしているらしいのですが、
このもしがくに関しては、そうした視聴者の反応なんかは一切見ることなく、最後まで書き上げたとのこと。
ちなみにこの執筆スタイルに関して、三谷幸喜様のインタビューを抜粋すると――、
(従来の脚本の書き方は)視聴者とコミュニケーションを取りながら、後半の物語を作っていくこともできたから、決して悪いことばかりではない。
でも、悪いことが8割くらいですよね(笑)。
(反対に、もしがくの執筆スタイルこそ)これが本来の形なんだなと思いました。
本が先にできていれば、撮影もスムーズだし、俳優さんたちも役がどんな運命をたどるのかを分かった上で芝居ができるから、悪いことは一つもない。
だから良い形で仕事ができました。
とのことです。
で、このインタビューの最後の方では「このプロデューサーとご飯食べてたらどうのこうの」だの「演者たちの座談会に僕が入ったら気を使われ過ぎてちょっと寂しかった」だのと喋ったり、
あとは「最近のフジテレビを含む民放局内の雰囲気が全然違くてびっくりした」とか、
「昔のフジテレビは学園祭の中に飛び込んだみたいな感じで局の偉い人とかPとかが来てくれたのに今は全然来訪者がいなくて寂しかったです」とか、そんな感じでお話をされており、
そして記事の最後は「(もしがくは)往年のテレビ局にあった熱気も重なるのかも」とかそんな感じで締めくくられていましたね。
ここまで一通り読んでパウラが思ったのは一言。
ここまで視聴者不在でドラマを作ったら、そりゃあ視聴者なんかついてこないよなぁーと思いましたね。
そもそもテレビドラマって言うのは視聴者に見てもらうために作るためのものなわけですから、大前提として、視聴者が見たいと思うものを作るというのは当たり前のはずで、
しかし反対にこの三谷幸喜が語る「もしがく制作秘話」は、視聴者が最初から最後まで置いてきぼりにされる要素しかないわけです。
フジテレビの「楽しくなければテレビじゃない」というフレーズは、視聴者を楽しませるという意味じゃなくて自分たちだけが楽しいテレビという意味だとパウラは受け止めていますが、
この三谷幸喜の語るフジテレビ局内の裏話とかはそれを裏付ける情報だなーと思いました。
ちなみにこの記事とは全然関係ないですけど、「もしがく」の最終回はマジで学芸会みたいなノリだったようで、
一応、神木隆之介演じる作家さんが三谷幸喜のモチーフにもかかわらず、
そればかりか最終回では三谷幸喜本人が「サプライズ出演」とかほざいて、当時著名だった劇作家の役で出しゃばったあ間違えた出演されたそうですね。
この三谷幸喜が語る制作秘話といい、ラストで三谷幸喜が出しゃばりオジサンっぷりを発動させるスタイルといい、
本当に最初から最後までフジテレビを記念する、視聴者不在の学芸ビデオらしいお話だったと言えるでしょう。
以上、パウラのぽいぽい検証でした。
それでは最後にパウラの感想ですが、
いやー、三谷幸喜様とフジテレビ様。
ここまで「ドラマ」と称して、視聴者の事を締め出して置いてきぼりにして学芸ビデオを作るその熱量に、パウラは改めてフジテレビのことを心の底からリスペクトしてしまいました!
まさにフジテレビという、身内ノリ内輪ウケを最も得意とする、自分たちが楽しくなければテレビじゃないを体現した制作手口ですね!
その結果、ここまで視聴者を置いてきぼりにした学芸ビデオにふさわしい数字を獲得するというオチまで含め、本当にフジテレビらしい終わり方で、
フジテレビをリスペクトするパウラ、心がポップUPして頭ウキウキ、胸がぽかぽかしてお腹がまんぷく昼太郎です!
このフジテレビ渾身の「もしがく」が、これからもフジテレビを記念する傑作学芸ビデオとして未来永劫語り継がれることを、
パウラはハッピー謎益スマイルで期待していまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
す!


