【アカン】「かつやの正社員だった知り合い、3食全部まかないのカツ丼だったけど食うほど痩せていったな」→ネット中がそれだけで全てを察してしまう

「かつやの正社員やってた知り合い、3食全部まかないのカツ丼だったけど、食えば食うほど痩せていった」――これだけ。たったこれだけの話に、ネットが一斉にざわついた。最初は「カツ丼ダイエット?」みたいなボケが飛ぶんだけど、数秒経つとみんな表情を変える。いや、そこじゃねえ。痩せた理由じゃなくて、3食が全部まかないで成立してる時点ですでにおかしいんだ、と。

発端はこれ。ぴんてゃさん(@ibukuroUNIVERSE)の一言ポスト。たった一行なのに破壊力がすごい。「カツ丼を3食食ったら普通太るはず」「なのに痩せた」「ということは――」。読んだ瞬間にパズルがハマる感覚。いわゆる”意味が分かると怖い話”の構文そのもので、ツイート自体は体験談として軽く流されるはずが、ネット民の読解力が勝手に地獄を補完していった。

反応として特に刺さっていたのがこのポスト。「3食まかない食ってる=3食食えるくらい会社にいるってことね怖」。たった一行で話の核心を抜いてきた。つまり議論は最初から「カツ丼が太るのか痩せるのか」ではなく、「朝も昼も夜も店に居る」事実の方に寄っていたわけだ。

そしてもう一つ、この話題から連想ゲームのように呼び出されたのが伝説の「ワタミのガリガリ君」。落合さん(@tab_zombie)のポストで画像付きで言及され、コメント欄は一気に「外食産業の闇」モードへ突入する。痩せ細った体でキラキラした目。宗教広告のような構図。あれを思い出させた時点で、今回の話は”単なる飲食あるあるのネタ”ではなくなった。

まとめサイトのコメント欄も凄い。「なんで職場で三食食べる必要があるんですか」「24時間働いてるってこと?」「意味がわかったら怖い話やめろ」。総じてツッコミの切れ味が異常に鋭い。中には「カツ丼がヘルシーなわけではなく、労働環境がダイエットに向いてたわけですね」という絶妙に皮肉の効いた一文もあって、これが今回のネット総意を一番きれいに要約している気がする。

もちろん冷静な声もある。「普通に糖尿病では」「9-18時なら前後に食えば3食いける」「大型企業の社食なら朝昼晩普通にある」――このへんは一理ある。断定して「ブラック確定!」と叩くのは雑だし、実際ここだけ切り取られた個人の体験談なので、その人の店舗や時期、本人の好みの問題かもしれない。あくまで憶測の範囲の話ではあるのだ。

ただ、それでもなおこの話がバズった背景には、飲食チェーン正社員への根深いイメージがある。かつやを運営するアークランドサービスHDの求人票を見ると、営業時間は「9時〜深夜1時の間でシフト制」、想定年収には「40時間相当分の固定時間外手当を含む」との記載。つまり月40時間の残業は”込み”で設計されている。別に違法ではないし、飲食チェーンとしてはむしろ標準的。問題はそこじゃなくて、「朝昼晩まかない食ってる=地獄」という発想が、ネット民の脳内で一瞬で成立してしまう、その共通認識の方である。

ここが今回の一番しんどいところだ。一行のつぶやきに対して「朝から晩まで拘束されるんだ、可哀想に」と全員が反射で同じ絵を描けてしまう。これはもう個別企業の話ではなく、”日本の外食業界=長時間労働”という記号が社会の共通言語になっている証拠なのだ。かつやが特別ヤバい、という話では全然ない。むしろ業界全体がそう見られている、という構造の問題。

で、何が一番怖いかというと、この話を読んで多くの人が「分かる、うちも似たようなもんだった」と静かに頷いていることだ。正直、筆者も飲食バイト時代にまかない目当てで無駄にシフト入った経験があるから他人事じゃない。あの頃はそれが日常で、疲弊していることにすら気付かなかった。

本当に怖い話は、怖がられていないときにこそ進行している。

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