業者「HDD救出成功です!」→ありがとう!「中身はちゃんと正常に開きました!」→ぎゃあああああああああ!

壊れたHDDからデータが戻り、復旧率は99%。そこまでは大成功だ。ところが業者から「jpgやmp4、movが正常に開ける」と告げられた瞬間、依頼人の頭に浮かぶのは復旧率より中身の記憶。消したつもりの昔のファイルまで帰ってきたのでは……。

9月29日にXへ投稿されたこのHDD救出ネタは、10月1日にChromeで確認した時点で返信80件、リポスト1,596件、いいね約1.6万件、表示約246万回。返信や引用を追うと、黒歴史を見られる怖さだけでなく、実際にデータが戻った経験や、修理する側の反応まで集まっていた。

「戻してほしい」と「見られたくない」が同時に来る

引用には、20代の思い出が入ったHDDが物理故障し、お金を積んでも取り戻したいのに、中身が「色々アレすぎて」復旧を頼めず泣いているという人がいた。失いたくないデータほど、誰かに見られる可能性を前にすると依頼をためらってしまう。

その一方、PCを知り合いに直してもらった際に中身を全部見られたけれど、「覚悟」していたからノーダメージだったという経験談も。恥ずかしいファイルの存在を分かったうえで頼む人もいれば、復旧されるまで忘れていた人もいる。依頼人の心の準備は、データの復旧率とは別問題らしい。

消したつもりのデータが戻った経験談も

ある人は、中古で買ったNASを本体のOSに任せてフォーマットしたところ、肌色の多い画像フォルダーが丸ごと復活した経験を投稿。以来、捨てるHDDは消去ソフトで処理しているという。今回のネタを笑いながらも、「昔のデータ、どこまで残っているんだ」と思い当たる人がいたようだ。

修理する側は、見つけても見なかったことに

PCの調子を調べるために中身を確認することがあるという人からは、「そういうものがあった時は見なかった事にしています」「それがあったからといって別に変だとは思わない」という声も。依頼人には心臓に悪い確認でも、修理する側は作業の一部として淡々と受け止める場合がある。

そして反応をひと言でまとめたのが、「業者の記憶を消す業者が必要だ……」。別の引用にも「確認しなくていいいいいい」と叫ぶ投稿があり、救出したHDDより先に、依頼人の記憶を消してほしいという流れに。

「復旧率99%」は技術者にとって頼もしい数字。でも依頼人にとっては、忘れたかったファイルまで戻る確率にも見えてしまう。必要なデータは救ってほしい、ただし黒歴史はそっとしておいてほしい。HDD救出あるあるの悲鳴には、そんな相反する本音が詰まっている。

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