三谷幸喜×フジテレビのドラマは爆死確定!戦犯は三谷幸喜!?ではなくフジテレビが悪い理由を解説【もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう 第2話レビュー】

三谷幸喜×フジテレビ渾身のドラマが第2話にて絶賛大爆死!視聴率大爆死の戦犯は三谷幸喜、じゃなくて「フジテレビが全ての選択をミスってるから説」をぽいぽい解説します!

だから引き伸ばすなとあれほど・・・。

ということでフジテレビが社運と多額のお金をかけて制作した三谷幸喜×フジテレビがお送りする「フジのVIVANT」こと「もしがく」の第二話が放送されたわけですが、

結論、爆死を遂げた初回放送からさらに視聴率を下げてしまい完全に爆死路線へ突入しました!

パウラはもちろん既にTverで第2話を視聴済みです。

ということで動画の前半では既に爆死路線に入った「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」について話題を紹介し、

後半ではパウラがこの「もしがく」がどうしてここまで爆死してしまったのか、それをフジテレビの戦略ミスの観点からぽいぽい解説したいと思います。

それでは本題の前に言っておきます。

フジテレビ、これは悪口ではない、愛の鞭だ、いいな?

それではまずパウラちゃんねるがまとめた話題から見ていきましょう!

今回の話題

一話あたり製作費6000万円とも8000万円ともいわれる三谷幸喜脚本の「フジのVIVANT」こと「もしがく」が、10月8日までに第2話が放送された。

しかし初回放送で既に視聴率は「爆死水準」を記録し、第2話はさらに視聴率が減少し、完全に爆死路線に入ってしまった模様だ。

この「もしがく」は10月1日水曜よる10時の時間帯からスタートした、フジテレビ制作の完全オリジナルドラマ。

1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇で、ストリップ劇場を中心に裏方スタッフや駆け出しの漫才師、新人作家などが織りなす三谷の自伝的要素を含んだオリジナルストーリーとして制作された。

フジテレビはこのプロジェクトの根幹として「脚本家・三谷幸喜」を前面に押し出し、台本・キャスト・製作費の全てが「三谷幸喜スペシャル」と言える超豪華なドラマとして制作・放送している。

脚本の内容がすべて三谷幸喜がオリジナルで執筆しているのはもちろん、キャストも主演菅田将暉、二階堂ふみ、神木隆之介を揃え、

セットや美術に制作費を惜しまないということから、このドラマは莫大な制作費がかけられているとされる。

通常、テレビドラマの制作費は一話あたり3000万円程度とされるなか、ネット記事などによれば「もしがく」は一話あたり6000万円から8000万円もの制作費が使われていると言われている。

フジテレビと言えば2024年よりも前から「フジでは制作費が大幅にカットされている」などと報じられるほどで、

さらには2025年「フジテレビ問題によってスポンサーが大撤退した」という状況を考えれば、信じられないほど破格のドラマと言える。

それでは結果はどうなったのか?

10月1日に放送された「もしがく」の初回放送の視聴率は、見てない人も見ていることにする世帯視聴率で5.4%、より実態に近い個人視聴率で3.1%という結果になってしまった。

また、テレビ局が最も重視しているとされるコア視聴率については、なんとたったの1.5%だったという。

10月8日のデイリー新潮の記事によると、キャストへの期待と初回のご祝儀として2ケタの世帯視聴率は欲しかったし、それより低かったとしても最低7~8%は取りたかったところとのこと。

また、前クールで放送していたドラマの初回視聴率が世帯5.0%だったことを考えると、既に「爆死水準」になっていると感じても仕方がない数字。

しかし、もしここから視聴率が上がれば、まだ爆死ではなく、伸びしろがあると判断することも可能。

そして10月8日に「もしがく」の第2話が放送された。

その結果は、なんと世帯視聴率で4.4%、個人視聴率で2.3%と、大幅にダウンしてしまった。

より実態に近いとされる個人視聴率をベースに脱落した割合を計算すると、初回を見た4人のうち1人が初回放送で見るのをやめてしまったことが伺える減少幅。

ネット上で紹介されているドラマの感想でも酷評が目立ち、

三谷幸喜作品で初めてつまらないって思った。

俳優、女優のムダ使い

三谷幸喜のドラマ、出演者やセットが豪華だけど面白くなりそうな雰囲気がないぞ…

10分も観ないで消した

などの反響が見られるという。

ネット記事などによれば、フジテレビの中でもこのドラマについては思うところがある模様。

10月7日に掲載された日刊ゲンダイDIGITALの記事にて取材に応じたフジテレビディレクターは、

このドラマに対して「ガチガチの守りに入っている今のウチを象徴するようなドラマ」と評価。

そもそも脚本家・三谷幸喜といえば、それこそ「古畑任三郎」などドラマ方面でフジテレビの黄金期を支えた人物であり、

三谷幸喜という「看板」を使う事で、若い世代も食いつきそうな菅田将暉、二階堂ふみ、神木隆之介などの大人気俳優を集結させたドラマ。

フジテレビディレクターはこの布陣を「世間の逆風を恐れて守りに入るあまり、一線級を集めて、内外から批判が出ないようにと安全策を取っている」と称し、

「中途半端な“異世界”の昭和ドラマになっている」と解説した。

なお10月1日の週刊実話WEBによると、このドラマにフジテレビの編成幹部の首がかかっている模様で、

「さる編成幹部は、辞表を胸にしまい込み、「三谷さんにすべてを懸けるしかない」と漏らしている」と紹介されている。

もしこの編成幹部が実在の人物であれば、既に辞表を届けている可能性もある・・・っぽい!

パウラのレビュー「戦犯はフジテレビ」

以上、パウラちゃんねるがまとめた話題のご紹介でした。

それでは後半では、もしがく第2話までをパウラが視聴したうえで、どうしてこのドラマは完全爆死路線に入ってしまったのか、

それを「フジテレビの戦略が完全にミスってるからっぽい」というぽいぽい解説をしますね。

なおドラマそのものの感想は、初回放送の時とさほど変わらない感想しか持ってないので今回は割愛します。

ということでパウラが感じた「もしがく」におけるフジテレビのミス一覧がこちら。

月9ドラマじゃなく水曜よる10時ドラマにしちゃった。

シャレにならないほどにドラマの尺が長い

ドラマのストーリーが一話完結型じゃない

三谷幸喜と対等に話せるフジ局員がいない

視聴率を取るのはフジの仕事なのにそれを放棄してる

こんな感じですね。

まずフジテレビは社運をかけて莫大な制作費をかけてこのドラマを作っているようですが、

どういうわけかフジテレビは看板枠である「月9ドラマ」でこのドラマを出さず、

あえて水曜夜10時というもともと月9に比べて全体的に視聴率の悪いドラマ枠でこの「もしがく」を放送しています。

ですがその結果、パウラちゃんねるではまだ取り上げてませんが、10月6日から放送が始まった月9ドラマの世帯視聴率が6.5%を記録。

当然これも爆死水準ではありますが、「もしがく」よりは数字が取れていますし、お金をかけるのであればそもそも看板枠で「もしがく」を出して、

その他のドラマについては予算を切り詰めるなどして、「月9ドラマ・もしがく」として一点突破した方が視聴率取れていた可能性が高いです。

うまくやれば既に2年以上も続く「世帯視聴率1ケタ台」から脱却して逆転できた可能性もありますからね。

なぜフジテレビが月9枠じゃなくて水曜夜10時にしたのか、その狙いについては正直謎に包まれていますが、

ネット記事によれば「フジのイメージ刷新のため、伝統あるドラマ枠の『月9』ではなく、水曜10時枠で放送することにした」とか説明されてるのですが、

イメージ刷新したいならそもそも三谷幸喜とか、それこそフジテレビの黄金時代のイメージを連想させる人はミスマッチです。

つまりこの時点でフジテレビは戦略をミスってることになります。

それで次に、これはもう何回も言ってますけど冗談じゃなくドラマが長いです。

パウラはTverで見たからこそ倍速視聴できたわけですが、地上波ではCM込みで初回放送が90分で、第2回も75分ですからね。

これは本当に冗談じゃなく、何回も言ってる通り無駄に長いドラマを作ろうとせずに倍速であれば30分くらいで見られるドラマにしてほしいです。

フジテレビくんさあ、今はみんなスマホを見るのに忙しい人しかいないんだからそこを意識しろよ、アーン?

で、この「尺が長すぎ」というのと連動する問題ですが、このドラマが一話完結型じゃないのも視聴率が落ち続けている理由だと思いますね。

これが一話完結型であれば、「最初は見逃したけど途中から見始めよう」と考える視聴者がいるかもしれませんが、

長くてダレるうえに途中から見るのもハードルがあるとなれば、視聴率をここから回復させるのは非常に難しいでしょう。

そしてこうしたドラマの構成になってしまった原因と言うのが、「三谷幸喜と対等にドラマを作れるフジテレビの局員がいない」というのが原因と考えられます。

あくまでもネット記事などで紹介されている範囲の話ではありますが、この「もしがく」は三谷幸喜の要望が最大限反映されたドラマと言われており、

フジテレビは三谷幸喜から「脚本には口を出さない」とか「セットや美術にはお金を惜しまない」とか「キャスティングも三谷幸喜の希望をかなえろ」とかいろいろと条件を付けられたとのことです。

そうした条件を踏まえたうえでフジテレビはこのドラマを作っているわけですが、そのうえで、「視聴率が取れるドラマを成立させる」のがフジの局員の仕事です。

つまり、視聴率が取れるドラマにするために、大御所脚本家である三谷幸喜と対等に話せるベテランのドラマプロデューサーが必要になるわけです。

ですが、ドラマの内容を見る限り、三谷幸喜が好き放題している雰囲気がビシバシ伝わるので、おそらく三谷幸喜さんと渡り合える局員は不在なんじゃないかと思います。

実は三谷幸喜さんが「もしがく」の裏話をマイナビニュースで語ってる記事を見つけたので軽く斜め読みしましたが、

見た感じ本当にフジテレビでは局員そのものがだいぶ減ってる模様で、さらに三谷幸喜に意見できるフジ局員もいないようでしたね。

いくら三谷幸喜の要望を反映させるといっても、フジテレビだって道楽で作ってないんですから、ビジネスとして成立させるためにプロデューサーが三谷幸喜と話し合う努力はしなければいけないわけですが、

恐らく今のフジテレビには、「視聴率を取るためにどのようなドラマにすればいいのか」ということを三谷幸喜に意見が述べられる人材なんかいないのでしょう。

さらにもっと手前の話をすれば「三谷幸喜の要望通りにドラマを作ったら、コストがかかるばかりで視聴率は取れない」と、冷静に判断できる局員がそもそもいないから、こんなことになってる可能性もあるわけです。

放送日程から、尺の長さから、視聴者が入りやすいドラマ構成から脚本家とのすり合わせに至るまで、全てはフジテレビの実力の無さと判断力の無さが原因と言われても仕方がない結果です。

それでは「もしがく」の視聴率が取れないのは三谷幸喜の要望のせいなのかと言われたら、全然そんなことはありません。

そもそも論として、三谷幸喜さんは脚本家なのですから面白いドラマ・いいドラマを作る義務はありますが、

一方で、ドラマの放送で視聴率を取ると言うのはフジテレビの都合なのですからフジテレビが努力をしなければいけない部分です。

パウラがドラマを見た限り、三谷幸喜さんは面白いドラマ、良いドラマを作るという脚本家としての義務はきちんと果たしてると思いました。

もちろん実際に面白いかといわれたら、前回の感想で話した通り「最近のテレビドラマの中では話が破綻してなくてそれなりに普通ですね」程度の感想ではありましたが、

裏を返せば最近のドラマの中では一定のクオリティがあるわけで、圧倒的な視聴率は取れないまでも、現在放送しているテレビドラマの中で一位くらい取ってないとおかしいクオリティではありました。

にもかかわらず、フジテレビは「脚本家・三谷幸喜」のネームバリューに目がくらんで安直に三谷幸喜の要望を飲み込んだばかりか、

視聴率が取れるドラマ制作を三谷幸喜におんぶにだっこなわけですからね。

正直ドラマを作るだけならネトフリでもいいし、三谷幸喜と映像制作会社がいればそこでも作れるわけですから、

「ドラマを作る」というだけならテレビなんかいなくても別に問題ないことくらいまだ分からないのでしょうか?

そもそも論として今のテレビドラマがキャストのネームバリューじゃ視聴率取れないなんて数字が証明し続けてたのに、

フジテレビは自分たちがまず解決すべき問題を解決せず、いまだに誰かのネームバリューがあれば視聴率が取れるとか思い込んでいるわけです。

つまり総括するとフジテレビ「もしがく」が視聴率が取れない爆死ドラマになっちゃった戦犯は、

自分たちの仕事を放棄し、解決すべき問題から目を背け続け、ネームバリューだけで数字を取ろうとしたフジテレビというテレビ局である!

・・・っぽい!

以上、パウラのぽいぽい解説でした。

それでは最後はいつも通り、パウラのハッピー謎益スマイルで締めくくりましょう!

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