三谷幸喜のドラマがつまらない!?「もしがく」酷評の理由を徹底的に検証します!【フジテレビ もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう 第3話レビュー】

フジテレビ列伝!三谷幸喜ドラマ「もしがく」が第3話も大爆死状態!全然面白くないオワコンドラマな理由についてぽいぽい検証していきます!

ということで今回はネット記事たちから「第3話から面白くなった」だの「第3話から化ける可能性が出てきた」だのと、

「ネット記事たちはお金貰って持ち上げ記事書いてるの」疑惑まで出てしまってるけど実際は爆死街道がとまらないフジテレビ「もしがく」についてぽいぽい検証していきたいと思います。

パウラはこのもしがくについて「ストーリーが破綻してなくて普通の出来栄えですね」と評価をしているわけですが、

「出来が普通でドラマとしては成立してる」ということと「おもしろい」っていうのはまた別の話ですからね。

動画の前半では第3話までの話題を紹介しつつ、動画の後半ではぽいぽい検証ということでこのドラマの中身である「ストーリー」に着目した検証をします。

題して、「このもしがくは、結局フジテレビ特有の身内ノリ内輪ウケなオッサンのキャバクラノリドラマになっちゃってる説」を、パウラがぽいぽい検証します!

それでは本題の前に言っておきます。

フジテレビ、これは悪口ではない、愛の鞭だ、いいな?

それではまずパウラちゃんねるがまとめた話題から見ていきましょう!

今回の話題

フジテレビが社運と莫大な予算を投じて三谷幸喜を持ち上げて推し活する「フジのVIVANT」こと「もしがく」が、10月15日に第3話まで放送された。

結果、第3話までの視聴率は上がるどころか下落が止まらず、完全に爆死街道を突き進んでしまっている模様。

この「もしがく」は10月1日水曜よる10時の時間帯からスタートした、フジテレビ制作の完全オリジナルドラマ。

このドラマ最大の特徴はドラマからホームページに至るまで、すべてが「フジが三谷幸喜を持ち上げて推し活している」というもの。

ドラマ自体も三谷幸喜の半自伝的ストーリーとされ、1984年の渋谷のストリップ劇場を中心に、裏方スタッフや駆け出しの漫才師、新人作家などが織りなすドタバタ青春群像劇。

テレビドラマと言えば基本的に「キャスト」を最大限アピールし、例え原作小説や原作漫画がある場合でも、テレビは原作の名前を押しのけてタレントの名前と顔を全面的にアピール。

しかしこのもしがくにおいては、フジテレビは「脚本家・三谷幸喜」を押し出している。

事実、この番組でまず出てくるのは「三谷幸喜」の名前であり、サイトのイントロダクションでも、全員主役級のキャスト陣を押しのける形で三谷幸喜をセンターに、その周りを豪華キャストが取り囲む「三谷幸喜接待写真」が掲載されているほど。

そして台本・キャスト・製作費の全てが「三谷幸喜スペシャル」と言える超豪華なドラマでもあり、

脚本の内容は全て三谷幸喜の思うがままのオリジナルで執筆しているのはもちろん、

菅田将暉、二階堂ふみ、神木隆之介ら「主役級キャスト陣」は、おそらく三谷幸喜が直々にご指名したキャストと考えられる。

そしてセットや美術に制作費を惜しまないということで、最近のフジテレビでは信じられないほどに完成度の高いセットが作られ、

ネット記事によればこのドラマは一話あたり6000万円から8000万円という、莫大な制作費が使われていると言われている。

そして、フジテレビが総力を挙げて三谷幸喜を推し活していると言っても過言ではないこのドラマは、視聴率が完全に爆死した。

まず第3話までの世帯視聴率ベースで見ていくと、第1話が5.4%、第2話が4.4%、第3話が4.0%となった。

このもしがくについては「世帯視聴率ベースで見ても2ケタは取りたいところだった」と言われているにも関わらず、想像以上の爆死っぷり。

さらに問題なのは視聴率が転落の一途をたどっていることで、第三話までの下落っぷりから視聴者が世帯規模で離れていることが明確になった。

そして第3話までの個人視聴率で見ていくと、第1話が3.1%、第2話が2.3%、第3話が2.2%となった。

この個人視聴率は、見てない人も見ていることにしてしまう世帯視聴率に比べて正確な数字と言われているため、既にこのドラマの視聴者は地上波にも関わらず、ほとんどの日本人が見てないと考えられる。

テレビいわく地上波は「日本なら誰でも無料で見られるもの」だそうなので、そんなハードルの低い地上波にもかかわらず、このドラマはたった2%足らずの日本人しか見ていないことになる。

そしてテレビが最重要視するとしているコア視聴率を見ていくと、なんと第1話で1.5%を記録し、それ以降はネット記事などで数字は未公表状態。

13歳から49歳の年齢層に絞ったこの指標をテレビは「最重要視」しているはずが、数字が低ければ低いほどこの数字を表に出そうとしない傾向がある。

そのため、「もしがく」のコア視聴率は恐らく既に0%台が見えつつあると考えられる。

こんな感じで第3話までの数字は明らかに「視聴者のもしがく離れ」を示しており、今後も下落、もしくは横ばいが続くと考えられ、

ストーリーが「一話完結ではなく連続モノ」であることも考えれば、上昇する見込みは低いと考えられる。

一方で、どういうわけかここ最近ネット記事では「もしがくは第3話から面白くなった」「もしがく大化けの予感」などというネット記事が相次ぐ事態に。

たとえば10月16日のマイナビニュースのネット記事では「三谷幸喜の本領発揮が始まった」などと絶賛記事を掲載。

マイナビの記事では「昨今の三谷幸喜作品には以前のような面白さがないと酷評された作品もあった」としつつ「不安もあったが杞憂に終わった」「これぞ、三谷幸喜な展開」とし、

ドラマの内容を「やりたい放題のカオス状況でトラブルの連続」「とにかくテンポがいい、あっという間にエンディング」とし、「三谷作品の王道、成功パターンへと突入した」と絶賛。

この後もマイナビのネット記事では「王道の成功パターンとは何か」という話を繰り広げ、このもしがくがその王道パターンであることを紹介するなど、「面白いドラマ」としてこのドラマを持ち上げた。

また10月15日掲載のエンタメNEXTのネット記事では、「とんでもない名作に化けそうなこれだけの理由」と称した持ち上げ記事を掲載。

あれこれと御託を並べてもしがくを持ち上げつつ「第1話で離脱したら損」「ネガティブ情報に惑わされないで第3話まで見るべき」という言葉で締めくくった。

10月18日掲載の映画チャンネルのネット記事でも「面白いのにヒヤヒヤが止まらない三谷幸喜作品に共通するテーマ」と題した持ち上げ記事が掲載。

これらのように「三谷幸喜らしい緻密なストーリー構成とキャストたちのテンポの良い掛け合いがおもしろい」という感じで絶賛する内容が相次いで見られ、キャストたちの「名演」にスポットを当てた記事などが多数掲載された。

こうした露骨なまでに「絶賛記事」が多数現れたことから、ヤフコメにて――、

私は三谷さんのファンなので、それなりに面白く観てます(まだ2話までですが)。

ただ、1話の視聴率が出てから、やけにヨイショ記事が増えたなという印象。どこかがお金を出して書かせてるのかな…?と勘繰ってしまう。

私は言われてるほど1話がつまらなかったとも思わないし、記事でベタ褒めされてるほど2話で急に面白くなったとも思わなかったです。

などと、露骨すぎる持ち上げにツッコミを入れてしまう人まで現れた模様だ。

検証

以上、パウラちゃんねるがまとめた話題のご紹介でした。

それではここからはパウラのぽいぽい検証として、ネット記事たちの絶賛とは裏腹に、このドラマのストーリーはぶっちゃけ面白くないという話をこれからしますが、

その理由として「もしがくは結局フジテレビ特有の身内ノリ内輪ウケなオッサンのキャバクラノリドラマになっちゃってる説」を検証したいと思います!

まず、繰り返しになっちゃいますが、この「もしがく」のストーリーは面白くないです。

むしろ面白いかつまらないかで言ったら「たいていの人たちにとってはつまらない話」になっちゃうと思います。

パウラは2023年以降、フジテレビが作り続けたもはやドラマとしては完全に破綻しているオッサンたちの学芸ビデオを散々ウォッチしたので、

このもしがくは「ドラマとして成立しているだけフジテレビはよく頑張りましたでちゅねー」って感じで思ってはいるのと、

テレビ業界が良く使う見え透いた「感動のゴリ押し」のために、わざと不幸のどん底で可哀想な境遇の人物を登場させるようなことをして暗い気分にならないだけ、まだ耐えられます。

ついでにいうとパウラは基本的にTver視聴で最大倍速で見ているので、人物の動きがシュールになってちょっとだけ鼻で笑ったのも事実です。

ですがストーリーが面白いとはまーーーーーーーーーーーーーーったく思ってません。

じゃあなんで面白くないのかということなんですけど、理由は簡単で、このもしがくのストーリーの本質というのが、

「観客にとっては表に出てくる演劇が本番かもしれないけど、俺たち裏方にとって楽屋裏で起きるドタバタこそが人生そのもので本番なんだよ」

・・・っていう三谷幸喜の武勇伝をえんえん語ってるだけの内容だからです。

このドラマの正式名称は「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」っていうタイトルなのですが、これがそのまんまストーリーのコンセプトになってるわけです。

つまりこのドラマは「ドラマで映されてる全てが俺たちの楽屋で、そして楽屋こそが俺たち裏方が主演の舞台なんだぞ」って言い張ってるわけですね。

これは大きなジャンルで言うなら「業界モノ」とか「お仕事モノ」とかいわれるもので、例えばアニメなら11年前にやってた「SHIROBAKO」とか、漫画で言えば「NEW GAME」とかが有名ですね。

しかしそうなってくると、このドラマのストーリーに興味が持てるかは「視聴者にとってその業界の裏話は興味を持ってもらえるものなのか」ってことになるわけです。

その視点で、ここでもう一度「もしがく」がどういうストーリーなのかを説明すると、

これは「三谷幸喜がまだ若手だったころである1984年、渋谷のストリップ劇場を中心に裏方スタッフや駆け出しの漫才師、新人作家などが織りなす三谷幸喜の半自伝的ストーリー」です。

そして第3話までの話としては「菅田将暉が扮する演出家が、もともとやってた劇団を追い出され、潰れかけのストリップ劇場でシェイクスピアの演劇をみんなで頑張って作るんだ」

っていう話なわけです。

1984年の渋谷というところで既に興味のある人は限られるし、潰れかけのストリップ劇場なんかさらに分からないでしょうし、

そしてストーリーの根幹である「シェイクスピアの演劇」について、三谷幸喜ほどに心酔している人なんか滅多にいないでしょう。

さらに言えばこれは「三谷幸喜という偉大な脚本家を作り上げた界隈の裏側」という側面もあるストーリーです。

「1984年の渋谷のストリップ劇場のシェイクスピアの演劇という名の脚本家三谷幸喜を作り上げた業界の裏側」に興味を持てる人ってどのくらいいますか?

パウラに言わせれば、同じ界隈の裏側で言うなら、それこそフジテレビの裏側に興味がある人たちのほうがずっと多いと断言できますね。

これなら「テレビ界隈でタレントとテレビマンが悪事を働きまくった挙句に業界全体が崩壊する模様を洗いざらい自白するノンフィクション」のほうがまだ面白いストーリーになるでしょう。

スポンサーは逃げますけどね。

ということで視聴者は三谷が書く面白い脚本には興味があるでしょうが、「偉大な三谷幸喜を作り出した楽屋裏」には興味がないでしょうからこのドラマの話にはハナっから興味持てません。

したがってテレビ界隈様が言うところの素人どもは、このドラマを面白いと思いたくても面白いと思えないわけですね。

ですが、このストーリーに興味が持てる例外的な連中が存在します。

それがテレビ界隈です。

テレビ界隈にとって三谷幸喜とは視聴率をがっぽり稼いできた大御所脚本家なわけですから、

その三谷幸喜という脚本家がいかにして創り上げられたのか、

その武勇伝武勇伝武勇でんでんででんでんが聞きたくて聞きたくてしょうがないということですね。

つまりこの「もしがく」とは「テレビ界隈というキャバ嬢さんたちが、お客様である三谷幸喜の武勇伝を、電波とお金を使って拡散するオッサンのキャバクラノリドラマ」ということになるわけです。

ということでこのもしがくは、結局なんだかんだ言ってフジテレビ特有のいつもの身内ノリ内輪ウケなオッサンのキャバクラノリドラマだから、話がつまらなくて視聴率なんか取れるはずがない!

・・・っぽい!

以上、パウラのぽいぽい検証でした!

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