三谷幸喜「もしがく」大惨敗でフジテレビのドラマの未来が終わった理由を3つ検証します【もしがく 第7話 フジテレビ】

ぽいぽい検証!フジテレビのドラマの未来は「もしがく爆死」で完全にトドメが入ったっぽい!

ということで、もはや単体では話題にしたくてもできないほどの虚無ドラマと化した三谷幸喜のフジテレビドラマ「もしがく」について、

前半ではまずとうとうネット記事からまで正面切って「寝てしまうほどつまらない」と言われてしまった件を紹介し、

後半ではこのもしがくの大惨敗がフジテレビのドラマ制作にトドメを刺したという話について、パウラがぽいぽい検証していきたいと思います!

ということで最初に言っておきます。

フジテレビ、これは悪口ではない、ただの憶測だ、いいな?

それではパウラちゃんねるがまとめた話題から見ていきましょう!

今回の話題

フジテレビが社運をかけて制作した三谷幸喜推し活ドラマ「もしがく」は、フジテレビの大きな期待を裏切るかたちで大惨敗状態。

放送前は「フジのVIVANT」とまで言われていた超豪華ドラマだっただけに、フジテレビ社内では責任問題に発展するレベルとまで言われるほどの大爆死。

なんとかネット記事たちが「持ち上げ記事」を書くことによって、まるで「視聴率は低いけど面白い」と印象付けようとしているものの、

そんな中、とうとうネット記事からまで正面切って「初回から寝てしまうほどつまらない」とダメ出しされる事態になってしまった。

この「もしがく」は三谷幸喜の半自伝的ドラマとして「昭和の渋谷のストリップ劇場でシェイクスピアの演劇を頑張る」が題材の青春群像劇。

予算・キャスト・セットに至るまで、三谷幸喜の「要望」を最大限反映した、超豪華ドラマとして制作されたことから、

フジテレビはこのドラマが放送される直前までTBSのヒットドラマ「VIVANT」になぞらえ「フジのVIVANT」とし、

10月1日の週刊実話WEBの記事によれば、もしもこのドラマが外れれば大赤字は避けられず、フジテレビのドラマ部門の未来そのものが、今作に懸かっているといっても過言ではないとされ、

フジ編成幹部の一人が「三谷さんにすべてを懸けるしかない」として辞表を胸にしまい込むほどの覚悟で臨んだ模様。

そしてそんな「フジのVIVANT」こともしがくは、「VIVANT」に並ぶどころか今期の民放ドラマでワーストレベルで視聴率が大爆死。

「もしがく」の視聴率は初回放送で世帯5.4%、個人3.1%を記録。

すくなくとも世帯視聴率ベースで見ても2ケタ以上が合格ラインと言われたことから、その半分程度の数字しかとれなかったかたち。

この時点で既に「爆死水準」だったにもかかわらず、それから回を増すごとに視聴率は転落。

11月12日までに放送された第7話は、世帯3.3%、個人1.9%。多くの視聴者たちがこのドラマを見限り、離脱したことが伺える数字になってしまった。

また今のテレビ業界では、見逃し配信サービス「Tver」に力を入れていたり、ネットでの評判などをある種の評価基準にしていることから、

「視聴率は悪いけどTverでの再生数やネットの評判はいい」というアクロバティックな持ち上げ方をするネット記事が現れるものの、

この「もしがく」についてはTverですら再生数が振るっていないうえ、ネットでの反応も酷評が目立つことから、

「もしがく」は「他のドラマと比べても評判が悪い」とネット上で言われるほど。

唯一このドラマは「豪華キャスト陣」の演技力だけは評価されていることから、そうした方面での持ち上げ記事などは量産されている。

しかしそんなネット記事ですら、「もしがく」に対して酷評が目立ち始め、とうとうネット記事から「寝てしまうほどつまらない」とまで言われてしまう結果に。

フジテレビをコテンパンにダメ出ししたのが11月17日に掲載された東洋経済オンラインのネット記事で、

この記事を書いたライターはフジテレビの番組が酷すぎるとし、その中でも特に三谷幸喜脚本の「もしがく」に対して強烈なダメ出し。

東洋経済オンラインは11月17日に「フジテレビ以外の民放キー局が“過去最高の売上高”を記録、それでも日テレとABCが「ダウンタウンプラス」にひれ伏す理由」という記事を掲載。

この記事は、一連のフジテレビ問題によってフジテレビが本来得るはずだった広告収入が他のテレビ局に「流出」したことで、他のテレビ局たちが過去最高の売り上げを獲得したことなどを紹介。

その上で唯一、とんでもない大赤字を叩き出したフジテレビの苦境について「番組もコンプラも劣化が著しい」と解説。

この東洋経済オンラインの記事では、フジテレビが一連のフジテレビ問題によって受けた打撃の大きさを指摘しつつ、

「仮にコンプラ問題を解決したとしても全スポンサーが戻ってくるとは思えない」とコメント。

その理由はコンプラの問題以前に「番組が酷いから」とダメ出し。

そしてその「酷い番組」として挙げたのが、現在放送中の「もしがく」。

この記事のライターは三谷幸喜のファンとのことだが、このドラマに対しては「まったく面白くない」と酷評。

どれだけ面白くないのかというと、初回の放送から見ているうちに寝てしまったほどとのこと。

そのうえでこのライターはバラエティー番組も酷いとダメ出しをしたり、さらにはつい先日の「酒のツマミになる話」騒動のお粗末さも取り上げ、

ついでに「フジテレビの再生と改革」を担うために抜擢された取締役が不適切にもほどがある経費精算で辞任したことや、系列局の東海テレビ会長のセクハラ疑惑にも触れ、

ありとあらゆる面でフジテレビの酷さ、情けなさを、「フジテレビの凋落は、テレビ業界全体の衰えを象徴している」とし、

一方で吉本主導でスタートした「ダウンタウンプラス」が、テレビ局の過去番組も配信可能となっていることも含めて、テレビ業界は配信に完全にひれ伏す可能性も示した。

いずれにしてもこの2025年秋クールで放送中のフジテレビドラマは、どれ一つとして視聴率が取れない状況にあることから、

このままフジテレビのドラマは大惨敗のままゴールになる・・・っぽい!

ぽいぽい検証

以上、パウラちゃんねるがまとめた話題のご紹介でした。

それではここからはぽいぽい検証という事で、

「このもしがくの大失敗は、文字通りフジテレビのドラマ制作の未来を潰したっぽい」というお話をしたいと思います。

というのも、この「もしがく」の大失敗がどれだけフジテレビにとって致命的なのか、そのポイントを挙げるとしたらざっくり3つ。

それが「ドラマの予算が枯渇」「深刻なキャスト離れ」「大御所脚本家を戦犯にしてしまった」になってきますね。

一つ一つ見ていきたいと思います。

まず予算の枯渇という話は非常に分かりやすいお話だと思います。

もともと現在の民放のドラマ予算は、ざっくり1話あたり3000万円と言われているのですが、

フジテレビはこの「もしがく」の制作にあたり、1話あたり6000万円とも8000万円とも言われるほどの莫大な予算をかけているとネット記事たちが報じています。

その予算の多くは恐らく、主役級キャスト陣へのギャラと、そしてこのドラマを撮影するための広大なセットの制作にあてたものと考えられています。

というのもフジテレビは「もしがく」制作にあたって、わざわざ千葉県にて広大な敷地を確保したうえで、1984年の渋谷の街並みを再現したとのことです。

事実、そのおかげでドラマのセットなんかは、近年のフジテレビのドラマの中でもかなりまともなクオリティであったことは事実です。

このドラマにおいてフジテレビ自身の唯一の手柄と言っていいのは「ドラマのセットがまともだった」という事くらいだと思います。

キャストの演技がまともなのはキャストの実力なのでフジの手柄ではないですからね。

しかしながらこれだけの莫大な予算をかけたにもかかわらず視聴率は大惨敗状態になってしまったという事で、

なんと既にこれから制作するドラマの予算の削減は決定しかけている模様。

というのも10月21日、デイリー新潮がネット記事にて「2024年度の赤字が約328億円に達したフジテレビが、制作費の削減に踏み切ることを検討している」と紹介。

それによると、フジテレビはドラマの制作費を、1話あたり2000万円にまで引き下げることを検討しているとのこと。

先ほど紹介した通り、通常の民放ドラマの予算は3000万円が基準らしいので、

ようするに一話あたり1000万円、1クールドラマがだいたい10話なので、一つのドラマ制作で1億円の削減ということになりますね。

先ほど紹介した通り、フジテレビは1話につき6000万とか8000万円かけて、ようやく「まともなセット」を作れる状態で、通常の予算のドラマだと本当に学芸会レベルになってしまうので、

今後の予算枯渇ドラマはとんでもないことになってしまう可能性が高いわけです。

次の問題が「主役級キャスト陣のフジテレビ離れが加速する」という話。

そもそもいまのフジテレビは、2025年に勃発した「フジテレビ問題」のせいで、タレントたちからも警戒されている状況と言われています。

知名度があり、スポンサーがついているようなタレントほど、フジテレビにかかわったら厄介な事になるかもしれないということで、避ける傾向があると言われています。

しかしそんな中で、「もしがく」では多くの主役級キャストたちが集結したわけですが、

それは恐らく「三谷幸喜が全面的に脚本を担当するから」という名目で、

主役級のキャスト陣たちも、「フジはともかく、テレビ業界の大御所である三谷幸喜さんが脚本を担当するなら」ということで集まったんだと思います。

しかし、今回「もしがく」が大ゴケしてしまったわけですから、これからはたとえ「大御所脚本家を起用するので良いドラマが作れます」という手口が役に立たなくなるうえに、

いろんな意味でコンプラ問題でしくじり続け、さらには予算も大幅カットのフジテレビには、知名度のあるタレントほど出演したくなくなる可能性が高まるわけですね。

そして最後に問題なのが、今回のフジテレビの「もしがく」のせいで、大御所脚本家が赤っ恥をかいてしまったという問題ですね。

パウラちゃんねるでは繰り返し紹介している通り、このドラマは主役級キャスト陣を押しのけて三谷幸喜を前面に押し出したドラマで、

ぶっちゃけ主演キャストよりも三谷幸喜の方が異常なまでに目立ちまくっているドラマです。

つまり、視聴率が悪かったことによってもっとも打撃を受けるのは、「大御所脚本家・三谷幸喜」になっちゃうわけですね。

一般論で言えば、電波を与えられて番組を流しているのはテレビ局であって脚本家ではないわけですし、放送の判断を下すのも、どんな番組を作るのかも全ての決定権を持つのはテレビ局なのですから、

放送する全ての番組において最終責任を持つのはフジテレビなわけです。

しかしながらパウラちゃんねるで「もしがく」の話題を追いかけている人たちの中にも、

「三谷幸喜が全面的に制作しているんだから、今回の戦犯は三谷幸喜なんじゃないの」というふうに思っている人は一定数いるようです。

そしてパウラちゃんねるの中ですらこんな風に思うという事は、フジテレビの局内では「戦犯は三谷幸喜だ」みたいに考える不届きな連中がもっといるに違いないでしょう。

そうすれば三谷幸喜様も「フジテレビでドラマなんか作らなきゃよかった」と思うでしょうし、

他の腕のある脚本家たちも「変にフジテレビでドラマを作れば三谷幸喜の二の舞になるぞ」って思う人たちが現れてもおかしくありません。

そうなれば、これからは腕のある大御所の脚本家たちほど、フジテレビでドラマを作ろうなんて思わなくなるでしょうから、

予算も枯渇してドラマ全体がショボくなるうえに、キャストたちもフジテレビを敬遠し、脚本家たちすらも「戦犯」になりたくないので、

フジテレビのドラマは、このもしがくを期に、お金もキャストも脚本家も「フジテレビ離れ」を起こすので完全にオワコンになる――、

・・・っぽい!

それでは最後はいつも通り、パウラのハッピー謎益スマイルで締めくくりましょう!

  • URLをコピーしました!