フジテレビ渾身の「もしがく」がコア視聴率1.0%に転落し、0%台に転落寸前!「題材が独りよがり」とまで揶揄され、ストーリーも破綻が始まっちゃってもう逆転は無理っぽい!
フジテレビ続きすぎて実質フジテレビ スペシャルウィークっぽい!
ということで相変わらず内輪なネタばっかりで素人どもには面白さがまったく伝わらない「もしがく」ですが、
第4話にして話がとうとう破綻を始めてしまい、フジテレビウォッチャーの義務感からドラマを見ている、フジテレビにとって優良顧客であることを自称するパウラも若干文句を言いたくなったので、
いつも通り前半は話題をまとめ、後半はシンプルに第4話まで見たうえでの感想を言ってやろうと思います。
それでは本題の前に言っておきます。
フジテレビ、これは悪口ではない、ただの酷評だ、いいな?
それではまずパウラちゃんねるがまとめた話題から見ていきましょう!
今回の話題
フジテレビが三谷幸喜を担ぎ上げ、豪華キャスト陣とともに局の命運をかけて制作した結果爆死路線まっしぐらの「もしがく」。
ただでさえ初回放送の時点で「爆死」だった視聴率の下落は止まらず、第4話では横ばいすら維持できずに、さらに視聴率が下がる結果に。
テレビ局が最重要視するコア視聴率に至っては1.0%を記録で0%台寸前とのことで、ネットでも「題材が独りよがりだ」と酷評される事態になった。
この「もしがく」は10月1日水曜よる10時の時間帯からスタートした、三谷幸喜を「主役」とするフジテレビの完全オリジナルドラマ。
このドラマ最大の特徴はドラマからホームページに至るまで、すべてが「フジが三谷幸喜を持ち上げて推し活している」というもの。
ドラマ自体も三谷幸喜の半自伝的ストーリーとされ、1984年の渋谷のストリップ劇場を中心に、裏方スタッフや駆け出しの漫才師、新人作家などが織りなすドタバタ青春群像劇。
キャストは全員主役級、制作費は一話あたり6000万円とも8000万円とも言われる莫大な予算、フジテレビは「三谷幸喜」を全面アピールした。
そして、フジテレビが総力を挙げて三谷幸喜を推し活していると言っても過言ではないこのドラマは、視聴率が完全に爆死。
視聴率は初回から悲惨なうえ、10月22日までに放送された第4話まで、逆転どころか横ばいすら維持できないほどに転落まっしぐらの状態。
まず、第4話までの世帯視聴率ベースで見ていくと、第1話が5.4%、第2話が4.4%、第3話が4.0%。そして第4話にてとうとう3.7%を記録した。
「もしがく」が放送されている水曜よる10時の時間帯のドラマの視聴率は、その多くが未公表であるため比較が難しいものの、
ちょうど一年前の秋クールに放送していた藤原竜也主演の「全領域異常解決室」と比較すると、この世帯視聴率は推移も含めてきわめて悪い状態といえる。
「全領域異常解決室」の世帯視聴率は初回が6.5%でスタートし、第2話で4.5%まで転落するなどしたものの、それが下げ止まりとなり、その後は多少回復したことで、ほとんどの放送回で5%台をキープ。
一方で「もしがく」は、一番高かったのが初回の5.4%で、そこから怒涛の勢いでの転落が止まらず、第4話にして3.7%と、3%台にまで転落する結果となった。
これはつまり世帯ベースで見て、どんどんこのドラマの視聴を断念している人たちが増えていることを示している。
そもそもこのもしがくは、先ほども紹介した通り、一話あたり6000万円とも8000万円とも言われる莫大な予算が注がれている。
通常、キー局のドラマ制作では1話あたり3000万円が目安となっているうえ、フジテレビはつい最近、今後のドラマ予算を一話2000万円にすることを検討しているなどという話もあったほど。
それだけの予算が投じられている以上は、それに見合った視聴率が取れなければビジネス的には「大失敗」と言わざるを得ない。
こうしたことからネット記事などでは「世帯視聴率ベースで見ても2ケタは取りたいところだった」と言われていたものの、
実際には2ケタどころか第4話にして3%台に突入してしまったのが現実。
次に個人視聴率で見ていくと、第1話が3.1%、第2話が2.3%、第3話が2.2%。そして第4話が2.3%となった。
個人視聴率ベースで見ると第2話以降は横ばいにはなっているものの、そもそも視聴率そのものが極めて低い状態のため、自慢にすらならない数字と言わざるを得ない。
そしてテレビが最重要視するとしているコア視聴率を見ていくと、第1話で1.5%を記録し、第2話が1.0%、第3話が1.0%、第4話は現時点では不明な状態。
第4話までの個人視聴率が横ばいであることを考えると、おそらくコア視聴率も横ばいと見られる。
しかし、ほんの少しでも視聴者が離脱すれば数字はさらに下がるため、いつコア視聴率が0%台に転落してもおかしくないと考えられる。
なお今もなおこのドラマを見ている視聴者からもこのドラマに対して「独りよがりだ」という指摘も。
ネットの反応を紹介すると、
一言で言えば題材が独りよがりかな。
若者のテレビ離れってのもあるし、自分みたいな高齢者をターゲットにした時代設定なんだろうけど、若い頃演劇に取り組んでいた人でもない限り共感できる人は少ないんじゃないかな。
同じ80年代の設定なら「ふてほど」みたいに誰が見てもあるある感満載じゃないと。
このドラマはわざわざ金掛けて80年代にしなくても普通に現代の時代設定でも大差ないと思う。
とのこと。
ストーリーが一話完結型ではなく続き物であることから、視聴率が逆転回復するためには、離れた視聴者が戻ってくるか、新規の視聴者たちが1話から4話を見たうえでそれ以降も見続ける必要がある。
しかしそもそも離脱組が今更戻ってくる理由も特になく、初回放送が退屈な内容にもかかわらず「30分拡大版」ということで、新規視聴者が入ってくるハードルは非常に高い。
そのため、これからもこのドラマは良くて横ばい。下手をすればさらに視聴率が転落する可能性が高い・・・っぽい!
パウラの感想
以上、パウラちゃんねるがまとめた話題のご紹介でした。
それでは今回は、この「もしがく」の第4話を見たパウラの感想ですが、
これまでパウラちゃんねるは「このドラマは話が破綻してないし暗い展開がないだけ、近年フジテレビが放送する、話がイカれてる上に暗い展開もないので普通ですね」って話をしていたのですが、
とうとう4話から、強引に群像劇をしたいがためにディティールが雑になり、話が破綻しかけていると思ったのでその話をしますね。
まずこのドラマの話の本題は「菅田将暉演じる演出家が劇団を追い出され、潰れかけのストリップ劇場で、寄せ集めのキャストたちと共にシェイクスピアの演劇を成功させるべく奮闘する」という内容で、
第4話では、演劇のリハーサルがうまくいき、いよいよ本番だというところまで来たところで終了しました。
正直ここまでの話を初回放送に全て納めることができたらこのドラマの評価はもっと良かったと思いますね。
それはともかく、この第4話では、女優の秋元才加さんが演じるストリップダンサーにスポットが当たった話が「群像劇の一環」として描かれ、これが見事に本題の邪魔をしました。
というのも秋元才加が演じる役柄が、ストリップ嬢でなおかつ小学1年生になる息子がいるシングルマザーというものなのですが、
その小学1年生の息子が、学校の図工の授業にて「私の家族」というテーマで絵を描いたところ、
それで描いた母親の絵と言うのが、なぜかストリップ嬢としてステージに上がり肌色率カンスト状態でダンスするお母さんの姿だったわけですね。
で、これで息子の担任である女性教師が秋元才加のところにやってきて、この息子が描いた絵を巡ってゴチャゴチャゴチャゴチャと揉め事を起こすという展開になり、
さらにはそこに居合わせた主演の菅田将暉とかも揉め事に加わってゴチャゴチャゴチャゴチャと揉め続ける展開になり、
最終的にこの女性教師を迫真の逆ギレでみんなで撃退し、「シェイクスピアの演劇を成功させてこの鼻につく女教師を見返してやりたい」ということで劇団の団結力が上がるみたいな話でした。
しかし、ここで最大の疑問が生まれました。
その疑問と言うのが、「そもそもこの小1の息子くんは、いつお母さんが劇場のステージで肌色率カンストの姿になってるのを目撃したんだろうか」ってことです。
この小1の息子くんが描いたお母さんの絵は、肌色率カンストでポーズ決めているだけじゃなくて、ストリップ劇場のステージまで背景として描かれてました。
つまり「どこかのタイミングでストリップ嬢としてステージに上がるお母さん」をじっくり観察しない限り描くことができない絵という事になります。
しかしパウラは一応、倍速視聴とはいえドラマは全て見てるんですけど、このストリップ嬢の子供が劇場で働いているお母さんを観察するようなシーンは見当たりませんでしたし、
この息子さんはまぁまぁの頻度で出てくるんですけど、近くの神社とか外で遊んでたりとか家でおとなしく留守番している姿しか映されていませんでした。
一応、初回放送でお母さんの仕事中に楽屋にいたけどいつの間にかいなくなってたみたいな展開があったりとか、
劇場の受付に写真とかが貼ってあったりもしましたけど、その写真は服を着てて肌色率カンストはしてません。
なので、そもそもこの揉め事の原因になってる、「ストリップ嬢として肌色率カンストでステージに立って踊るお母さんの姿はいったいいつ見たんですか」ってことになるわけです。
一週間おきに放送する連ドラで、尺も無駄に長いうえに話の本筋以外の余計な展開がドラマの7割を締めているせいで、
同じ放送回の中で「息子くんがストリップ嬢するお母さんを見ているシーン」がしっかり描かれていないと、
わざわざそんなシーンを学校の図工の絵として子供が描いている展開そのものが唐突過ぎて普通に見てて違和感になっちゃうわけですね。
あとこの小1の息子くんを生徒として預かる担任教師が、秋元才加演じるストリップ嬢に説教するときのその説教内容も違和感がありまして、それも多分「ご都合主義」のためのものでしょう。
というのも、普通に考えたら「この絵が描けるという事はストリップ劇場に出入りしていることになる」と解釈するので、
もし先生の立場で母親に対して説教するとすれば「子供が大人のお店に出入りできるのは色んな意味で問題だろ」って話をすると思います。
しかしこの女性教師の説教の内容は、「息子を取り巻く環境が悪いぞ」って感じでシンママの仕事を間接的にディスりつつ児童相談所に連絡するぞとかそんな話をしたりでしたからね。
つまりこの話の展開自体が、この女性教師を生贄に捧げることで劇団の団結力を上げるためのご都合主義展開になるわけです。
むしろパウラ的には、この女性教師さんは生徒の情操教育を心配しているだけなのに、このドラマそのものが「演劇」を主役にしてるので、
「世間の苦労も知らないくせして上から目線で説教を垂れる傲慢な女」って言われ方しちゃって、さすがにちょっと同情したくらいでした。
まぁそんな感じで非常に強引な展開ということでストーリーのほころびが見えてるのはあるのですが、
これだけ長々語っていますが、これ、ストーリーの本題とはまーーーーーーったく関係ない話を強引につなげているだけの話なのに、
そんなどうでもいい揉め事のために、なんと第4話の尺の4分の1が使われている展開なんですよね。
第4話はTver時間でいうと45分間となりますが、そのうち9分から20分くらいの11分間程度がこの揉め事のために使われていました。
1分くらいで終わる話ならすぐ記憶から消えるでしょうが、11分くらいこのどうでもいい展開に視聴者は付き合わされるわけですから、
そこで展開の内容が強引だったり違和感があったりすれば、文句だってつけたくなるわけです。
これからもこういう話の本題とは無関係な茶番が本題の邪魔をするように強引に挿入されるとなると、
Tverで倍速視聴ですらややおっくうに感じるのに、地上波で見続けるのは絶対無理だなと思いました!
あっ!もちろんこれは全てパウラのSNSの感想、感想、感想です!
きっと第5話からはいよいよテレビ界隈が生み出した天才脚本家である三谷幸喜様が、
これまでの退屈な話が嘘のように毎秒のように爆笑させてくれるに違いないと、
パウラはハッピー謎益スマイルで信じていまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁすん!

