【悲報】iPhoneDuoさん、ライバル会社のサムスンの売上に貢献!?「折り畳み買うならGalaxyにするわ」状態となってしまう。。。

Apple初の折りたたみiPhone「iPhone Duo」が発表された結果、韓国ではライバルのGalaxy Z Fold8が売れた――そんな、商売敵に塩を送るどころか、塩を振って店頭まで案内したような話が出てきました。

きっかけは、ギズモード・ジャパンが紹介した韓国での販売動向です。iPhone Duoの発表後、Galaxy Z Fold8の販売が前週より約10%増えたと報じられています。

元になった韓国の電子新聞(ETNews)も、iPhone Duoが発表された週のGalaxy Z Fold8販売が前週比で約10%増えたと報道。通信業界の情報として伝えられた数字で、Appleの発表だけが増加の原因だと証明されたわけではありません。それでも、発表を境に何が起きたのかを眺めると、Appleが折りたたみスマホ市場へ集めた注目をSamsungが受け止めたような構図が見えてきます。

「折りたたみiPhoneを待っていた人」が比較した結果

Apple初の折りたたみiPhoneとなるDuoは、開くと7.6インチの大画面。閉じるとポケットに入るサイズ感で、折りたたみ端末を初めて検討する人にとっては、発表そのものが大きな比較の合図になりました。ところが、実物の価格や重さまで見えてくると、待っていた人の全員がAppleへ向かうとは限りません。

韓国での256GBモデルの価格は、iPhone Duoが329万ウォン、Galaxy Z Fold8が227万8,100ウォン。差は100万ウォンを超えます。米国では両機種の価格差が約100ドルと報じられたのに、韓国では「ちょっと上乗せ」どころではない金額差。比較表を開いた瞬間、折りたたみへの憧れに家計簿が割って入る展開です。

日本の税込価格でも、iPhone Duoは36万4,800円から。Galaxy Z Fold8は26万9,880円からで、こちらも約9万5,000円の開きがあります。Appleの新製品を見に来た人が、値札を見て「じゃあ、もう買えるFold8を」となるのは、なかなか現実的な着地でしょう。

軽さと「今すぐ買える」もFold8の追い風に

価格だけではありません。韓国メディアの比較では、iPhone Duoは254グラム、Galaxy Z Fold8は201グラム。差は53グラムで、スマホを毎日持ち歩くとなると無視しづらい重さです。iPhone Duoにも7.6インチ画面やApple製品との連携など魅力はありますが、折りたたみ端末に求めるものが「大画面」と「持ち運びやすさ」なら、Fold8の軽さはしっかり目に入ります。

しかもGalaxy Z Fold8は、すでに韓国で販売中。対するiPhone Duoは、Appleの発表時点では予約開始が10月16日、発売が10月23日です。発表会で期待を高めたあと、値段と重量を比べて、さらに数週間待つ。そこまで待ちきれない人にとって、店頭で買えるFold8はかなり強い選択肢になりました。

Samsungによると、韓国ではGalaxy Z Fold8、Fold8 Ultra、Flip8の3機種合計で事前予約が144万台。ラインアップ全体の予約でもGalaxy史上最多となり、Fold8を選ぶ人も多かったとしています。iPhone Duoの発表で突然ゼロから人気が生まれたというより、もともと強かったFold8に、Appleの参入が比較検討の客を呼び込んだ格好です。

Appleが折りたたみiPhoneを発表し、折りたたみスマホそのものへの注目を一段と高める。そこで消費者が各機種を比べたら、Samsungには先行する販売実績があり、韓国では価格差も大きく、重さも軽い。結果としてFold8が前週比約10%増と報じられたのなら、Appleは自社製品の発表会で、ライバル機の魅力まで広く紹介してしまったようなものです。

もちろん、1週間の数字だけで「iPhone Duo効果」と決めつけることはできません。ただ、折りたたみスマホの存在をAppleが大々的に知らせた直後に、すでに買えるGalaxy Z Fold8へ人が流れたというのは、なんとも皮肉な展開。Appleが市場を温め、Samsungがその熱で販売を伸ばす――折りたたみスマホ競争、開幕前からライバル同士の連携が妙にうまくいっています。

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